初めての着物買取「良い品物ですがシミが…」

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我が家には着物が3着あります。

1着は家紋入りの喪服(私用)

あとの2着は、主人の物です。 主人は特別着物を好んでいたわけではありませんが、主人の母が着物が大好きな方で

主人の40歳の誕生日に仕立てていただきました。

その義母も亡くなり、義父も亡くなり、その際には私は自分の喪服を着ましたが、主人はいただいた2着の着物を着ることはすっかりなくなってしまいました。

桐の箱にしまったままもう何年置いたままなのかさえも覚えていません。

処分するには忍びないので結局そのままです。

リサイクルショップに持ち込もうにも、着物を取り扱っている店は少なく、ひと揃えだけでもかなりの重さがありますから運ぶのも一苦労です。

同じよう着なくなった着物の処分にお困りのご家庭は多いのではないでしょうか?

そんなある日、1本の電話がかかってきました。

「ご家庭内で不要なものはございませんか? 担当者が直接お宅に伺がい査定させていただきご納得頂ければその場で現金でお買い上げ致します」とのこと。

この手の電話は怪しさが満載で、いつもの私ならさっさと断ってしまうのですが、その時ふいにあの重たい処分に困った着物の事が頭に浮かびました。

「あの・・・着物は買い取ってもらえますか?」

「はい、扱っております」

やったー! いちかばちか これをきっかけに処分しよう!! 

そう思いその買い取り業者に多少の不安はあったものの訪問日時を約束して電話を切りました。

買い取り当日、現れた担当者は30代後半見られる男性でした。

名刺もいただき、まずはその会社のシステムや業績など概要を説明を始めました。

なるほど、ここまで丁寧なら少し安心・・・

そしてさっそく事前にリビングに広げておいた主人の2着の着物をみてもらいました。

目を向けて即座に一着目の物は「こちらはウールですね。残念ですがウールのものはお買い上げできません」

「え!! 見た目はとっても上等な織物のようですけど・・・」

私も着物の知識など一切ないので、素材が何なのかどうなのかさっぱりわかりません。

聞けばウール製の着物は洋服で言えば、「カジュアルな普段着」  年数もかなり経っているので次に商品となる価値がありません。とのこと。

早々に落胆した私ですが、続いてもう一着を見てもらいました。

こちらは手に取り何やら丹念にチェックしています。ひととおり目を通すと「お写真撮らせていただきますね」と

自身のスマホで着物を撮影。アップ、近影と数枚撮り 「少々お待ちください」と何やらスマホを操作。

「本部に写真を送り、着物専門の担当者に見てもらっています」とのこと。

なるほど、そういうシステムか。雑談しながら数分待っていると彼の電話に本部からの返答が来たようです。

電話を切るとさっそく結果を報告してくれました。

「こちらのお着物は大島紬で正絹を織った高級品ですね。こちらはお買取りできます」

お~!やったー! 買い取ってもらえる!

ものすごい達成感を感じましたが、

「よいお品物ですが、こちらにシミが・・・」 見ると前身頃の裾あたりに私が見てもわかる薄茶色のシミがありました。

スマホの画像でも見逃さないんですね・・・当然、査定額は下がります。

結果は3500円でした・・・ 

うーん、、、なにせ相場がさっぱりわからない。 

まあ 長年放置して処分に困ったものを買い取ってもらえるのなら・・・と

その額に納得し商談成立です。 もちろんあれやこれやと言って値上げ交渉をしてみましたが、いかんせん経年劣化とシミがあるのでこれが精一杯らしいです。

その後はまた彼が本部に電話をかけ、やり取りを報告します。 すると私に電話を代わるようにと電話を渡されました。

「本部の者と今回の取引内容を一緒にご確認してください」とのこと。

今回の品物が着物であり大島紬であること。

買い取り値段の確認。

来訪した担当者から会社概要の説明があったか、失礼が無かったか、などを確認し丁重なお礼を頂き電話を切りました。

その間に明細書を記入しておいた彼から買い取り金額3500円と明細書を受け取り、私の方から指定の領収書に記名捺印しました。

本人身分確認のため運転免許証を見せ番号を控えていました。

このような訪問型の買い取りシステムがあるとは初めて知りました。

最初は本当に不安で半信半疑でしたが、結果的には納得して買い取ってもらえたので良かったと思っています。